吉田晃敏 未来の展望鏡


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主な研究実績

眼循環測定装置の開発、臨床応用
1980年からLaser Doppler Velocimetry(LDV)を用いた眼血流(循環)研究でLDV装置の開発をSERI(スケペンス眼研究所)と共同で行う。
人眼(正常眼、糖尿病眼)に応用、現在改良が加えられ、第三世代のLDV装置が完成している。
走査レーザー検眼鏡、Scanning Laser Ophthalmoscope(SLO)の研究開発(特種、網膜機能検査装置)
1980年 SERIと共同研究開始、ドイツ国ローゼンストック社が1990年に商品化に成功、現在さらに精度を高めるための実用研究を実施。
血流網膜柵の透過性機能に関する研究
1980年 Vitreous Fluorophohometrt(VFP)装置の研究開発をSERIと共同で行う。
情報伝達医療(遠隔医療)に関する研究
1993年 遠隔医療システムの研究を開始、S-Y(Schepenns-Yosida)スコープを提案、開発を行う。 1994年 実践遠隔医療を開始。
1997年 遠隔医療センター開所、スター国際遠隔医療センター(米国)と交信開始(日米間初、国際遠隔医療をスタートし、マサチュウセッツ知事賞受賞)する。
現在、日本国内、28箇所、海外は米国ボストン ハーバード大学スター国際遠隔医療センターと中国南京中医薬大学とで遠隔医療を実践している。
1998年 郵政省(TAO)で高臨場感眼科画像圧縮、伝送のプロジェクトを開始。 3Dでの高臨場感眼科医療画像伝送の研究を行う。
2001年 総務省(TAO)でP2Pプロジェクト開始。この研究はIP技術を用いた新しい3Dによる高精彩医療画像伝送の研究と電子カルテ間の文字、静止画像、動画像を含めた総合的な医療情報伝送研究の新規性のある大型国家プロジェクトで、現在進行中。
硝子体シミュレーターの研究、開発
硝子体手術のシミュレーションを遠隔で行える装置を三菱電機と共同で研究、開発を行う。2000年に商品化に成功。
エキシマレーザーを用いた屈折矯正手術の研究
エキシマレーザーを用いた屈折矯正手術は、レーザーを用いて角膜中央部の組織を切除することで角膜の形状を変化させ、近視や乱視の矯正を行う手術であり、術後長期間安定した効果が得ることができる。
2000年1月、当時の厚生省の許可にあわせ、旭川医大では国立大学で初めてエキシマレーザー屈折矯正手術装置を導入した。2008年8月からは痛みが少なく、視力回復の早いLASIK(レーシック)手術をいち早く導入し、これまでに数多くの手術を行っている。
LASIK手術は眼鏡やコンタクトレンズに代わる選択肢の一つとして広く普及しつつある。
強度の近視や角膜の厚みによってはLASIK手術を行うことが難しい場合もあるが、中等度位までの近視の場合、95%以上の方が術後1.0以上の裸眼視力を得ている。
糖尿病網膜症発生メカニズムの解明および治療薬に関する研究
平成17年度 オンデマンド型ネットワーク制御技術の研究開発プロジェクト
2005年総務省(NICT)でオンデマンド型ネットワーク制御技術のプロジェクトを開始。利用者が必要とするネットワークの伝送路(経路、通信帯域など)を利用者自身が確保できる技術を開発。
この技術により、医療動画像のリアルタイム伝送や電子カルテの共有を安全・迅速に行えるネットワークを実現。
平成18年度 眼科医療における3D-HD方式とブロードバンド環境を活用した遠隔医療実証実験
2005年 日本政府が策定した「アジア・ブロードバンド計画」の中で、日本・シンガポール・タイの3カ国をブロードバンド回線で接続し、3D-HD(立体ハイビジョン)のリアルタイム伝送による眼科遠隔医療実験を開始。
この成果をを利用し、手術のライブ映像を3カ国で同時に立体視観察しながら相互に症例検討を行う「バーチャル眼科シンポジウム」を開催。

 
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